歯を失ったとき、両隣の歯は健康であれば｢ブリッジ｣という選択肢もあります。
欠損した部分と隣り合う健康な状態の歯を「橋げた」として使い、失った歯の部分も含んだ歯の被せものを作成することで「ブリッジ」の名の通り橋をかけるように被せものをおこないます。
ブリッジと本数について
隣り合った２本の歯が欠損してしまった場合、その両隣の歯が健康であればブリッジによる治療も可能となります。しかし、欠損部が広がれば広がるほど、噛む力によって橋げたとなる健康な歯にかかる力が大きくなってしまいますので、ブリッジに使用する健康な歯の本数を多くするなど工夫が必要となります。
ブリッジ治療の長所と短所
【長所】
・患者様の歯とほぼ変わらない感覚で噛むことができる。
・入れ歯と違い、きっちりと固定されるので、違和感を感じることが少ない。
・インプラントなどと比べると、治療期間は短く済む。
【短所】
・まだ健康な状態の歯を削る必要がある。健康な歯を削るということに抵抗がある患者様にはあまりおすすめできない。
・削った健康な歯にはリスクが生まれる。健康な歯を削ることで、虫歯や歯周炎のリスクも高く。そして、ブリッジを支えるため健康な歯に力がかかることは避けられません。
・歯が無い部分については、顎の骨がやせていくことがある。
